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空冷式非常用発電機

このたびの東日本大震災で最も深刻な被害を受けた場所のひとつが、福島の第一原子力発電所です。地震の被害もさることながら、想定していた規模をはるかに上回る津波が襲った事が原因でした。

 

今回の大惨事で、原発には空冷式非常用発電機が必要だということが改めて認識されました。

 

福島の第一原子力発電所では、非常時の電源として設置されていた発電機のほとんどが水冷式のものでした。水冷式は発電機自体を海水を使って冷やす方法の発電機で、地震などで電力供給がストップした際に役立ちます。

 

トラブルが発生した時、緊急炉心冷却装置という炉心の過熱と融解を防ぐ装置が作動します。非常用発電機はこうした緊急用の装置に電気を送りこむ、災害の防波堤でした。

 

しかしこのたび、水冷式の非常用発電機はすべて津波をかぶって全滅してしまいました。たった1台だけ作動したものが空冷式非常用発電機だったのです。

 

空冷式非常用発電機は冷却のための水を必要としないため、設置場所を選びません。そこで津波の被害を受けることなく、しっかりと作動したのです。

 

この事実を受けて、日本で最も原子力発電所が密集している福井県では原発内への非常用発電機の設置を増やす事を決定しました。水冷式非常用発電機が機能停止してしまったため、関西電力が発注したのは空冷式非常用発電機です。

 

経済産業省原子力安全保安院がこれまでの安全のための規定を変更し、トラブル発生時でもより確かに電源を得ることができるように配慮されました。安全神話が崩れてしまった今、現在も稼働している原発のさらなる保安がなによりも重要な課題です。

 

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